ホテル情報


私達がこの地域を旅行した当時の情報です。
宿自体がつぶれたり、値段が変わったり、外国人は泊まれなくなっている可能性もありますので、
参考程度に使ってください。


中国(甘粛省/青海省/チベット自治区)のホテル


2002年当時 1元 = 15円

蘭州
Lan Zhou

華朕賓館 (蘭州大厦)

[ 住所 ] 蘭州市天水路7〜9号 蘭州火車站の目の前。
[ TEL ] 0931-4992000 [ FAX ] 0931-4995000
[ ツイン ] 98元(約1,470円)
[ バストイレ ] ホットシャワーは24時間。
[ 空調 ] ファン、オイルヒーター。
[ インターネット ] 室内にモジュラージャック式電話あり。ネット接続可。 市内通話料は無料。
[ テレビ ] あり。
[ その他 ] なんとまあ豪華なことに二つ星ホテル! フロントでは少しだが英語が通じる。 室内にポット、ティーセットあり。アメニティーグッズあり。 朝食チケット付! 甘粛省内の移動に必要な「バス乗車保険」には、一階フロント奥の旅行会社で加入できる(30元/1人)。
ツインの室内 
九塞溝からバスと電車を乗り継いで31時間、蘭州火車站に降り立った時には、旦那さんたらすっかりグロッキー状態。 それで、駅前のちょっと良さげなホテルに、さっさとチェックインせざるを得なかった。 二つ星ホテル(中国政府認定)の割りには手頃なお値段で、 久々にネットにも接続出来たので◎。

敦煌
Dun Huang

友好賓館

鳴山路と環城南路の交差点。敦煌バスセンター(客運中心)に隣接。
[ ツイン ] 50元(約750円) オフシーズン時、ディスカウント後の値段。
[ バストイレ ] 室内にシャワー、トイレ付。 お湯は20時頃〜23時頃のみ使える。
[ 空調 ] 暖房あり。
[ インターネット ] 室内に電話はあるが、ネット接続の可不可は不明。
[ テレビ ] あり。
[ その他 ] ポット、ティーセットあり。アメニティーグッズあり。 フロントには少しだけ英語を話す服務員がいる。各階に従業員が常駐。鍵は渡されないので、その都度従業員に開けてもらう。
ツインの室内 
蘭州から敦煌まで乗せてくれた長距離バスの親切な運ちゃん、オススメの宿。 初日は80元で泊まったが、翌日安いホテルに移ろうとすると、 「1泊50元にしてあげる!」と勝手に大幅ディスカウントしてきた。
敦煌にある2つの長距離バスターミナルに挟まれた好立地で、 日本語をバリバリ話す「隋さん」のカフェにも徒歩5分以内。 服務員も皆スマイリーで、なかなか居心地が良かった。

ゴルムド
Golmud

郵政賓館

[ 住所 ] 格爾木市火車帖対面 列車駅の目の前。
[ TEL ] 0979-8457000
[ ツイン ] 108元(約1,620円) 通常は128元らしいが、なぜか割引価格。
[ バストイレ ] 室内にバスタブ、トイレ付。お湯は24時間。
[ 空調 ] 暖房あり。
[ インターネット ] 室内にモジュラージャック式電話あり、ネット接続可。市内通話料は無料。
[ テレビ ] あり。
[ その他 ] これまた豪華なことになんと三つ星ホテル!! 熱冷飲料水マシーン完備、ティーセットあり。アメニティーグッズあり。朝食チケット付!
ツインの室内 
ラサに向かうはずだった闇ランクルから降ろされ、 途方に暮れてこのホテルの近くに座り込んでいると、 「風邪をひきますよ!」とロビーのソファで休ませてくれたベルボーイさん。 優しさが身にしみてそのままチェックインしたら、後ろでガッツポーズしていた。
闇でラサに向う旅行者の間では「ゴルムドに1泊すると公安に通報される」というのが定説なのだが、ココは(郵政賓館なんてもろ当局の支配下っぽいのに)大丈夫だった。

ラサ
Lhasa

PENTOC GUESTHOUSE

[ 住所 ] 拉薩市蔵医院東路5号
[ TEL/FAX ] 0891-6330700
[ ドミ ] 30元(約450円) | オフシーズン 25元(約375円)
[ ツイン ] 80元(約1,200円) | オフシーズン 65元(約975円)
[ バストイレ ] 共同シャワー、共同トイレ。 この辺りのゲストハウスの中ではダントツに清潔。 お湯は24時間ということになっているが、たまに出ない。
[ 空調 ] 室内にはないが、建物全体がいつもほんのり暖かい。
[ インターネット ] 室内に電話はない。 近隣にネットカフェ多数あり。
[ テレビ ] なし。
[ ランドリー ] ランドリーサービスはあるが、 朝の8時(まだ暗い!)までに出さなきゃイケナイのが×。 料金は、専用のランドリー袋に入りきるだけ入れて20元。 屋上に洗濯物干しスペースあり。
[ その他 ] ポット、マグカップあり。一階は土産物屋、二階は雰囲気の良いレストラン。 フロントの従業員は皆、英語ペラペラ。毎晩、映画の上映会あり。
ツインの室内 
この時期(11月中旬)、午前9時にならないと日が昇らないラサに、’真夜中’の午前6時に到着。 あちこちのホテルで就寝中の守衛や夜番の服務員を起こしまくって、 やっとチェックインできたゲストハウス。西洋人に人気。
その恩と、共同シャワートイレの清潔さと、建物内の暖かさでこの宿に連泊したのだが、 夜番だったお兄ちゃんが寝ボケていたせいか、チェックインの日時を間違えられ、最終日の支払い時に一泊分多く請求された。 私達は、正確なチェックイン日を証明するいくつかの証拠を提示して対抗したが、 それを確かめもせず「俺の記憶に間違いはないっ」の一点張り。 最後は「はいはいわかったよ!一泊分マケてやりゃいんだろ?」と捨て台詞! 結果的には私達の主張が通ったわけだが、ヒジョーに気分が悪かった。 それまで居心地良かったのにな。残念だ。

シガツェ
Xigaze

旦増賓館 (TENJIN HOTEL)

市場の前。
[ ドミ ] 20元(約300円)/1人
[ バストイレ ] 共同シャワー、共同トイレ。とても清潔で使いやすい。 なんと無料で使えるヘアドライヤーまで完備! お湯は24時間OKのはずだが、朝は水しか出なかった。
[ 空調 ] 室内にはないが、建物全体がなんとなく暖かい。
[ インターネット ] 近隣にネットカフェがあったような、なかったような。
[ テレビ ] 室内にあり。
[ ランドリー ] 各室に洗濯用の洗面器常備。
[ その他 ] ポット、ティーセットあり。各ベッドに読書灯あり。
4人ドミトリー 
シガツェでは有名なゲストハウス。 ランクルの運ちゃんに連れて行かれた宿が気に入らず、皆でこちらに移動した。 4人ドミしかなかったので二部屋に分かれて宿泊したが、どちらも貸切状態。 ツインに泊まるより安く、広くて清潔な部屋で快適に過ごせた。
もうひとつのバックパッカー宿「フルーツホテル」は、つぶれてしまったようで、廃墟になっていた。

シェーカル(シンティンリー)

雪域飯店

中尼公路からシェーカルに曲がる分岐点。
エベレストのパーミットを発行する役所の並び。
[ ドミ ] 20元(約300円)/1人
[ バストイレ ] シャワーどころか洗面所も水道もない。 頼めば水の入ったバケツを用意してくれる。 共同トイレはタダの穴だが、とりあえず男女別。
[ 空調 ] あるわけない。併設の食堂には暖炉がある。
[ インターネット ] あるわけない。
[ テレビ ] 食堂にある。
[ ランドリー ] 物干しスペースには困らない、日差しも強烈だし。 が、そもそも水道がない。
[ その他 ] ポット、湯飲み茶碗あり。 フトンは1人につき二枚配給される(冬季)が、臭い。 敷地内に食堂を併設、チベタンが集まっている。
5人ドミの室内 
シェーカルの村、いや集落に到着したのは、陽もとっぷり暮れた頃。 選択の余地なく、運ちゃんに連れてこられたこの宿に泊まった。 でも、この設備で20元はボってるよ絶対!フトンだって汚いし、臭いし。 併設の食堂は外国人料金バリバリ。トゥクパが10元もする!完全にツーリストの足元を見ています。

ティンリー
Tingri

吉祥旅館

中尼公路沿い、エベレストビューホテルより少しダム側に歩いた左側。
[ ドミ ] 15元(約225円)/1人
[ バストイレ ] シャワーどころか洗面所も水道もない。 頼めば水の入ったバケツを用意してくれる。 トイレは屋外(青空を見ながらどうぞ)、穴だけ、男女共同、扉なし(ハチ合わせ危険度大)。
[ 空調 ] 室内にはないが、居間の暖炉で暖まらせてくれる。
[ インターネット ] あるわけない。
[ テレビ ] 居間にある。チベットの放送局の番組が見られる。
[ その他 ] ポット、お茶のサービスあり。インスタントコーヒーも飲める。 フトンは1人につき二枚配給される(冬季)、臭くない。一階は中華系の食堂。入り口付近にひっそりと売店コーナーあり。

↑宿の家族
→5人ドミの室内
運ちゃんに連れて行かれた宿がまたもや気に入らず、自分達で歩いて見つけた家族経営の小さな宿。 お湯はおろか水さえ自由に使えず、トイレだってハチ合わせ危険度大だが、なにより、チベタン家庭にホームステイしているような暖かさがある。
お父さんはいつも「こっちの暖炉で暖まって行きな!」と居間に招き入れてくれるし、 働き者の小姐達は、私達の湯飲みいっぱいに何度もお茶を注ぎ足してくれる。 この宿のおかげで、チベットで過ごす最後の夜が楽しい想い出になった。
ティンリー自体には何もなく、ただエベレストを遠くに見ることができるだけの村だが、 ここにもう一泊して行きたいと思ったのはきっと私だけじゃないはずだ。