ホテル情報


私達がこの地域を旅行した当時の情報です。
宿自体がつぶれたり、値段が変わったり、外国人は泊まれなくなっている可能性もありますので、
参考程度に使ってください。


エジプトのホテル


2004年当時 1£E(エジプト・ポンド) = 18円

ヨルダンのホテル


2004年当時 1JD(ヨルダン・ディナール) = 155円 / 1US$ = 110円

サファーガ
Safaga

ELEZZ HOTEL

メインストリート沿いを港から北に、徒歩で約3分。
[ ツイン ] 30£E(540円)
[ バストイレ ] 室内にトイレ/シャワー付。かなり汚く、 三十匹以上の蝿が常時待機していた。
[ 空調 ] ファン。
[ インターネット ] ホテルから北に20分ほど歩いた地点の左側に、 ダイブサービスに併設されたネットカフェあり。
[ テレビ ] なし。
[ ランドリー ] 各部屋バルコニー付。
[ その他 ] 宿の隣にチャイハネ、そのまた隣に食堂あり。
ツインの室内 
サウジアラビアからの国際フェリーが遅れに遅れ、サファーガの港でようやく入国手続きを済ませたのが深夜二時。 海岸警備隊に「ホテルまでは遠いからタクシーに乗れ!」と勧められるも、 とりあえず様子見を・・・・・と徒歩で町に出たら、数分と離れていない場所に何軒かの安宿を発見。 どうやら警備隊とタクシーはグルだったようだ。タクシーなんか乗らなくて良かった。入国早々騙されなくて良かった。人が悪いと聞いてはいたけど、やっぱりあなどれないぞ、エジプト人!
ここの宿も不潔だし、深夜だから仕方ないけど足元見られたし、チェックイン時とチェックアウト時じゃ請求額が違ったりで、 エジプトの第一印象は’かなり低レベル’と心に刻まれた。

アスワン
Aswan

MARWA HOTEL

[ 住所 ] Shaari Amir, Shaari Abtal it Tahriir, Aswan
[ TEL ] 097-308532
[ ドミ/ツイン ] ファン 6£E(108円)/1人
[ バストイレ ] 共同トイレ/シャワー。まあまあ清潔だが、排水が悪く、周辺の床は常に水浸し。
[ 空調 ] ファン。エアコンは追加料金。
[ インターネット ] 近隣にネットカフェあり。
[ テレビ ] フロントにある。
[ その他 ] アブシンベル神殿への日帰りツアーの手配可。日本語書籍少々、情報ノートあり。
ツインの室内 
安宿ひしめくアスワンにあって、旅人の評価が高い宿。 従業員は親切で明朗会計。室内は風通しが良く、共有スペースも広い。 ここで申し込むアブシンベル日帰りツアーについても、トラブルの話はまず聞かない。 最終日、チェックアウトタイムを間違えて二時間もオーバーステイしちゃったが、「まあいいよ」と軽く許してくれた。
アスワンは町の規模も小さく、大観光地の割には地元民もスレてない。 私達もここで’そんな悪くないじゃんレベル’までエジプトの印象を改めたのだが・・・・・。

ルクソール
Luxor

EL SALAM HOTEL

[ 住所 ] Midaan il-Muhatta, Luxor
駅からルクソール神殿方面に徒歩3分、右側。
[ ツイン ] トイレ/シャワー付 12£E(216円)
[ トリプル ] 共同 12£E(216円) トリプルを二人使用の場合。
[ バストイレ ] トイレ/シャワー付の部屋もある。 共同トイレ/シャワーは排水が悪く、清潔度はそこそこレベル。
[ 空調 ] ファン。
[ インターネット ] 近隣にネットカフェ多数。
[ テレビ ] フロント横の従業員の部屋にあり。
[ ランドリー ] 「洗濯機使っていいよ」と言われた。各部屋にバルコニー付。屋上にも物干し場あり。
[ その他 ] 屋上に日本食レストラン「HIGH LIFE」を併設。味は最低。 「HIGH LIFE」に文庫本、週刊誌、情報ノートあり。 韓国人パッカーの宿泊も多い。
トリプルの室内 
アスワンのマルワホテルに宿泊していたハッサン君(日本人)の熱烈な推薦と、 屋上の日本食レストランに魅かれてやって来たが、 設備はボロくて、掃除もズサン。 トイレ/シャワー付の部屋は湿っぽくて汚かったので、同じ値段で、風通しの良いトイレなしのトリプルを使わせてもらった。
期待の日本食も、日本で見たことも味わったこともない代物ばかりだった。
従業員の中には図々しい奴もいて、何度か喧嘩しそうになったが、ルクソールのエジプト人は史上最低最悪、嘘つきだらけ、 生活の糧である旅行者を蟻んこくらいにしか思ってない大馬鹿ばかりなので、それに比べるとここの従業員はまだまだマシな方だろう。
このルクソールの街で私達のエジプト感は’うんこレベル’にまで落ち込んだ。

カイロ
Cairo

SULTAN HOTEL

[ 住所 ] 4 Suuq it-tawfiqiiya, Cairo
[ TEL ] 02-5771925
[ ドミ ] 8£E(144円)/1人  ドミトリーのみの営業で、個室はない。
[ バストイレ ] シャワー/トイレ共同、トイレは様式。
頻繁に掃除されているが、水の流れが悪いこともある。
[ 空調 ] ファンのみ。
[ インターネット ] 近隣にネットカフェ多数(2〜4£E/時間)。
[ テレビ ] ロビーにあるが、エジプトの放送のみ。 階上のサファリホテルでは衛星放送でNHKも視聴できる。     
[ ランドリー ] ドミ室内に物干しロープあり。
[ その他 ] 共同キッチン&冷蔵庫あり。食器や調理器具も充実! ホテルの前はスーク(市場)になっていて、食料品や日用品の買い出しに便利。 旅人界の重鎮・アモーレ丸山氏もスルタン在住。 旅行情報研究会「アモーレ塾」の塾生になると、大量の情報ノート、マンガ、雑誌、文庫を閲覧できる。
ドミトリー(B号室) 
 共同キッチンで自炊
世界の日本人宿をリードする安宿界の巨頭・サファリホテルと、 その永遠のライバルであるスルタンホテル。 カイロの二大安宿を擁する雑居ビルは、地元のおっさん達で賑わう市場の一角にある。 カイロは、中東やアフリカを旅する基点となる街だけに、このどちらの宿を選ぶかでその後の人間関係(旅人の世界は狭い)が決定されるわけ。 私達は、
一、カイロ到着時、旅仲間のヤッヒー、MASA、ぎんなんさんがスルタンに宿泊していた。
二、階段の上り下りが億劫だった(スルタンはニ階、サファリは六階にある)。
三、旅人史に残るバックパッカー自治組織「サファリホテル生活向上委員会」を主宰し、現在はスルタンホテルに居を移した、伝説の旅人・アモーレ丸山氏にお逢いしたかった。
という三つの理由からスルタンを選んだけれど、結果的にはこれが大正解。 トイレやシャワーだって清潔で数も充分だし(サファリには共同シャワーがひとつしかない)、 外出も気楽だし(サファリは階段の上り下りだけでヘトヘトになる)、なによりアモーレ丸山氏という強烈愉快なアトラクション(失敬)が楽しめる。 カイロやダハブで楽しい日々を送れたのも、ここで出会った旅仲間のおかげだし。NHKが観れないことを除けば、スルタンがサファリに劣る点は少ないように思う。

ダハブ
Dahab

BISHBISHI VILLAGE GARDEN CAMP

[ 住所 ] South Sina, Dahab
スフィンクスホテル(旧館)の向かい側。
[ シングル ] 12£E〜15£E(216〜270円) [ ダブル ] 15£E(270円)
[ ツイン ] 20£E(360円) [ トリプル ] 25£E(450円) 全て交渉後の価格。
[ バストイレ ] 共同シャワー/トイレは清潔で数も多い。 ホットシャワーのお湯の出は日によってまちまち。
[ 空調 ] ファン。
[ インターネット ] 近隣にネットカフェ多数。自前のPCを接続できる店も多い。
[ テレビ ] 屋外の共有スペースにあり。連日スポーツ観戦などで盛り上がる。
[ ランドリー ] 敷地内に広い物干しスペースあり。
[ その他 ] 共同キッチン&冷蔵庫あり。 中庭はベドウィンスタイルの共有スペース、お昼寝に最適なハンモックもある。 深夜まで営業のスーパーまで徒歩10秒。
ダブルの室内 
 中庭にある共同トイレ
ダハブに長期滞在していたノリちゃんの紹介でチェックインし、町そのものと部屋の居心地良さに、そのままなんと二ヶ月も沈没してしまった。 超オススメの快適低料金リゾート安宿。出た!ずばり一泊270円(ダブル)だ!!
中心街より徒歩10分、海まで徒歩2分と、ダハブにしては決して良い立地ではないが、 設備が比較的新しいうえ、室内は風通しも良く快適で、とにかく清潔。 小さなゴミがあるだけで、オーナー直々に従業員を叱咤するほどの徹底ぶりだった。 ダハブで共同キッチン付のホテルは珍しいので、自炊派にも絶対おすすめ。
ロンプラの最新版でも推薦され、欧米人のツーリストが次から次にやって来る。 韓国人パッカーの間でもクチコミで人気が広がっているそうだ。

アカバ
Aqaba

JERUSALEM HOTEL

ペトラホテルの南隣。
[ ドミ ] 2JD(約310円)/1人 
[ ツイン ] 共同 5JD(約775円) 交渉後の値段。
[ バストイレ ] あまり清潔ではない。 水シャワーのみ。
[ 空調 ] ファン。
[ インターネット ] バスターミナル付近にネットカフェあり。
[ テレビ ] フロントの共有スペースにあり。
[ ランドリー ] 屋上に物干しスペースあり。
[ その他 ] 屋上から対岸のイスラエルとエジプトが眺望できる。 階下のスーパーまで所要10秒、エジプト人と違ってボラないので安心。
ドミトリー 
 屋上からの夜景
アカバで人気の安宿・ペトラホテル、の隣の宿。ペトラホテルの言い値はツインで8JDと高かったが、ここは言い値で6JD、値切って5JD。 私達はダハブの仲間達と共に、五人でドミを一室占拠して宿泊した。
トイレなどは少々清潔度を欠くが、値段を考えれば不満はなし。このホテルの従業員の多くはパレスチナやイラクからの移民(難民)だが、 皆ちょっと余分なくらい明るく朗らかで、人柄も良く、これまで貪欲なエジプト人連中にさらされてきた私達は、軽いカルチャーショックを受けた。

ワディムーサ
Wadi Mussa

MUSSA SPRING HOTEL

[ 住所 ] Wadi Mussa, Next to Moses Spring (Ain Mussa), Petra
[ TEL ] 03-2156310
[ 屋上ドミ/一階ドミ ] 2JD(310円)/1人 [ 通常ドミ ] 3JD(465円)/1人
[ トリプル ] 9JD(1,395円)
[ バストイレ ] 共同シャワー/トイレ、清潔度はそれなり。ホットシャワーがんがん(深夜は水しか出ない)。
[ 空調 ] (私達が泊まった一階ドミには)なし。ワディムーサは標高が高く、夏でも涼しい。
[ インターネット ] 未確認だが、宿の近くにあるらしい。ただしめちゃめちゃ高い(2JD/1時間)。
[ テレビ ] レストランにあり。ペトラ遺跡で撮影された「インディジョーンズ・最後の聖戦」のビデオが観れる。
[ ランドリー ] 屋上に干せる。
[ その他 ] ペトラ遺跡までの無料送迎あり、往路は朝7時&8時、帰路は18時。バスチケット等の手配も可(もちろんツーリストプライス)。 レストラン併設、朝食1.5JD、夕食は3.5JDでビュッフェ式。 近所には食堂等ないので必然的にここでメシを食うことになる。 隣の売店はボルので注意。
一階のドミトリー 
マアーンから乗ってきたミニバスの運転手に、頼んでもいないのに連れて来られた。 お目当ての宿があったので断ろうとしたが、安いのと、客引きも良心的だったので、 またもやダハブ仲間達と五人で、レストランの奥にある寂れたドミを一室占拠。
ところが、最初からうすうす感付いてはいたものの、この宿、町の中心からかなり離れており、 食事にしろチケットの手配にしろ、なんせ選択肢がない。情報も集めにくい。
レストランのビュッフェは、高いけどそれなりに美味しかったし、ペトラ観光に備えて「インディジョーンズ・最後の聖戦」で予習もできたので、 結果的にはさして不満もなかったけれど、 泊まるならやっぱり、なにかと、市街地に近い方がいい。とっさの判断あやまった!
ペトラ遺跡への無料送迎もあるが、私達は寝坊して利用できなかった。

アンマン
Amman

CLIFF HOTEL

[ 住所 ] Prince Mohd St, Down Town, Amman
[ TEL ] 4624273
[ ドミ ] 3JD(465円)/1人 [ ツイン ] 6JD(930円)
[ バストイレ ] 共同トイレ/シャワーは別室、トイレは洋式、清潔にしている。 ホットシャワーは有料(0.5JD)。 各室内に洗面台あり。
[ 空調 ] ファン。
[ インターネット ] 近隣にネットカフェ多数(1JD/1時間)。
[ テレビ ] 共有スペースにあり。VCDプレイヤー完備。衛星放送でハリウッド映画も観られる。
[ ランドリー ] 屋上に物干しスペースあり。洗濯しているところをオーナーに見られると「水を大量に使うな!」と嫌味を言われるらしい。
[ その他 ] 共同キッチン&冷蔵庫あり。共有スペースは広く、シーシャ(水煙草)も注文できる。フロントで冷えたドリンク類、絵葉書等を販売。 情報ノートあり、英語雑誌や書籍あり。
中東一の超いい人・名物従業員のサーマル君は、2004年9月現在まだ勤続中。 近隣に売店多数、買い物も楽チン。
ツインの室内 
 右から三番目がサーマル君
アンマンの超有名バックパッカー宿。 宿内は清潔にされているが、他の宿に比べて特段に設備が良いわけでもなく、 オーナーはケチンボっぽいし、シャワー代だって徴収されるし、じゃあなんで世界各国の旅人達がこの宿に集まるかというと、それはサーマル君。 人気の理由は、サーマル君。ずばり、サーマル君がいるから。 名物従業員の彼は、中東に、いや、おそらく世界にまたといない’超ウルトラいい人’なのだ。
まず、週に何度か、宿泊客に手作りディナーを振舞ってくれる。それも自腹で!「せめて材料費だけでも払わせて」と頼み込んでも絶対に受け取らない。 欲しい物があると言えば、少ない自由時間を使って、どこかから買ってきてくれる。コミッション(手数料)一切なし、完全無償労働だ。 お礼にお菓子をあげても決して手をつけず、「お気持ちだけで充分」とにっこり微笑む。 もう、見てるだけで涙が出ちゃいそうなほどの清らかさ、良心の塊みたいな人だ。
イラク人質事件の際は、人質になった日本人がこのホテルからイラク入りしていた為、サーマル君にも相当な迷惑がかかったらしい。 それでも彼は「日本人が大好き、日本人が喜ぶと僕も嬉しい」と言ってくれる。奇特な人だ。 彼がいつまでも「日本人が好き」でいてくれるよう、皆で心がけましょう。